インテリアコーディネーターとは

インテリアコーディネートとは私たちの住まいをより美しく暮らしやすい生活の場にするため、家具や住宅設備などのインテリアを選択し、「空間」
「人」「モノ」を調和させることです。 インテリアコーディネートに誰もが求めるのは「自分らしさ」と「心地よい空間」。そのためにはまず、自分が
どんな暮らし方をしたいのか、自分にとって居心地がよいとはどんな状態なのかを考えてみることが重要です。
また、インテリアコーディネートにはいくつかのポイントがあります。これらをよく考慮することで、住空間をより快適なものにすることができます。

インテリアコーディネートの5つのポイント

空間のコーディネート

空間のデザインや目的を最大限に活かすコーディネートを考えます。
例えば、空間の大きさに対して、家具や照明器具などのサイズやバランスは適切か、などを考えます。

機能のコーディネート

断熱性(夏涼しく、冬暖かく)、遮音・吸音性(静か)、耐水性、難燃性、耐久性、安全性、維持管理のしやすさ、健康的か、などといった性能を考えます。

感覚のコーディネート

スタイル、パターン、色、材質、光など視覚や触覚はもちろん、環境音楽やアロマテラピーなど聴覚や嗅覚も含め、美しさを追求します。

経済のコーディネート

グレード、価値観、耐久性などを考慮しながら費用のバランスを考えます。 設備はイニシャルコスト(最初の設備費)だけでなくランニングコスト (電気・ガス代)、メンテナンスコストも考慮します。

技術のコーディネート

例えば収納家具の場合、扉や引き出しが開けやすいかなど、加工・施工の良し悪しから快適性を追求します。

インテリアコーディネートの仕事の流れ

快適な住空間を提案するプロフェッショナル

住む人にとって快適な住空間を作るために適切な提案を行うプロフェッショナルがインテリアコーディネーターです。
インテリアコーディネーターはインテリアに関する幅広い商品知識を持ち、インテリア計画の作成や商品選択のアドバイスなどを行います。 インテリア関連商品には家具や照明、住宅設備等色々なものがあります。インテリアコーディネーターはこれらの商品相互の調和や、 「ICとは」で挙げたコーディネートのポイントなどを考えてインテリアの計画・商品選択をします。

一般的な仕事の流れ

実際にインテリアコーディネーターが行う仕事とそのプロセスをご紹介します。
これらの仕事を、お客様の要望などによって選択し行います。また、ケースによっては行わないプロセスもあります。

1 ヒアリング
お客様のお話を伺いニーズを把握
6 ショールームの案内
商品や実物を見るため、ショールームに同行
2 インテリアイメージのプランニング
具体的にイメージを計画し表現
7 インテリアエレメントの手配及び買付
エレメントをショップやメーカーに発注
3 インテリアエレメントの提案
ライフスタイルを具体化するインテリアエレメントを提案
8 インテリアエレメントの同行購入
お客様と一緒にショールームへ同行して購入
4 インテリアエレメントのセレクト
インテリアエレメントを選び、商品リストの作成
9 インテリアエレメントのセッティング
納品に立ち会い、家具などのセッティング
5 インテリアエレメントのお見積りの作成
商品リストのお見積もりを提出
10 インテリアエレメントの確認
傷の有無や製品が正常に動くかなどをチェック